Shielaというのは、オージー英語の象徴的な言葉。由来は不明だが、「女性」という意味。しかし、時代と共に言葉の受け取り方が変わり、現在では女性を軽蔑する言葉としてみなされるので、使用しないように。感覚としては、日本語の「スケ」に近いかもしれない。
オーストラリア英語では女性にとってLippyが絶対なくてはならないもの。もちろん、唇に関わる言葉だけど、おしゃべりなどと思ったらちょっと違うよね。正解のヒントはオージー英語の独特省略を考えれれば「なるほど」と思わせるものだろう、、、そうだ!Lipstick(口紅)のことだ。
オーストラリアは太陽が強い。そして、光がまぶしく紫外線もかなりのものなので、欠かせないのはsunniesだ。ということでsunniesはsunglassesの省略だ。Shades(日陰の意味)とも言う。
Prezzieをもらって喜ばない人はいないだろう。でも、prezzieって何?相変わらず、オージー英語らしくprezzieがpresentの省略なのだ。
語源は全く不明だが、何らかの理由でオージー英語では自転車がdeadly treadlyと呼ばれることがある。Deadlyは、ご存じのように「致命的」と言う意味だがtreadlyと言うのは意味がない。由来があるとしたら、おそらくtread(「踏む」と「トラック」の意味がある)だろう。
Servoは、皮肉的にservice stationのserviceの省略だ。なぜ皮肉的かというとserviceは実際にはない。オーストラリアのガソリン・スタンドはすべてがセルフ・サービスである。厳密に言えば、「サービス」の本来の意味は「奉仕」に近いので、自分が自分のためにやるものではないのだ。しかし、セルフ・サービスという言葉が一般的に使用されることによって、矛盾する意味が通用するようになった。
車について言うと、多くのオーストラリア人が勘違いをしていることがある。 豪国産車とされているHoldenは実際には車メーカー歴90年に及ぶその殆どは米ジェネラル・モーターズ(GM)の豪支社としてであった。しかし同社が1948年に初めて100パーセント豪州デザイン・製造車を発売したのは事実である。そして、間違いないのはピックアップトラックの発明だ。そのきっかけとなったのはビクトリア州のある農夫が「月曜日に教会まで乗って行き、その後豚を積み市場へ運べるような車が欲しい」とフォード社オーストラリア支社に依頼の手紙を寄せた事だ。そして、それに対して同社は見事に応え、以降、世界中に同デザインの車が起用されたが、当時のデザイン、車種名を保っているのはオーストラリアと隣国ニュージーランドだけである。UteはUtilityの略だ。英語圏の他の国ではオーストラリア発のuteをpick up truckと呼んでいる。
車を運転する場合、何より怖いのは事故だ。だからオーストラリア各州の警察交通隊は、bingle撲滅に必死で、交通取り締まりにかなり厳しいのだ。しかしbingleって何のこと?豪通にはモデルのLara Bingle(ララ・ビングル)を思い浮かべるかも知れないが、この場合には意味がちょっと違う。
日本の車検と同じようにオーストラリアでは車を運転すると必ず持参しなければならない資格の書類がある。それが車の登録済証と言うもの。車検検査ほど厳しくないが検査済みの証明でもある。オージー英語ではRegistration papers(登録済諸書類)の省略はregoと言う。
オーストラリアではビールは瓶から直接飲むのが主流。日本と同じ750ml瓶も販売されているが圧倒的に人気のある瓶はstubbyとして売られている。Stubby は750ml瓶のハーフサイズ375ml瓶を表している。