Tag: Japan-Australia relations

第33回日豪合同セミナーが来週東京にて開催

 ちょっと堅い話しだが、来週末東京都八王子市にて第33回日豪合同セミナーが6月16日・17日に行う。日本では、観光やスポーツのこと以外オーストラリアがそれほど一般的に知られていないので、良い勉強チャンスだと思います。興味ある方ぜひ行って見てください。
 参加申し込み方法
 同セミナーの趣旨は以下の通りです。
日豪合同セミナーは、オーストラリア大好きの人達のための、オーストラリア大好きの人達による、オーストラリアについての勉強会です。
 参加資格は、オーストラリアが好き、それだけです。ちょっと興味がある、というだけもかまいません。地位や肩書き、年齢、等々、一切関係ありません。また、日本大好きなオーストラリア人も大歓迎で、毎年多くの参加をいただいております。
 セミナーを主催する実行委員会は、すべてボランティア、非営利で運営されております。参加資格と同様、オーストラリアが好き、ただそれだけ、というメンバーで構成されています。研究学者、元新聞社駐在員、その他、多くのオーストラリア識者からも、多大なるお力を無償でいただいております。オーストラリア大使館をはじめとするオーストラリア関連機関からのご協力も欠かせません。そういった多くの力に支えられて、はじめて実現する企画です。
 セミナー開催の主な目的は、より多くの方々に、更なるオーストラリアに対する知識を深めていただこうというものです。常に最新の洗練されたハイレベルなものを目指しております。いわゆる勉強会ではありますが、けっして堅苦しくなく、誰でもが気軽に楽しく参加できるものを目指しております。
 さらに、開催目的の一つとして、オーストラリアファンの集いの祭典、という名目もあります。そのために親睦会としてワインパーティーも企画しております。もちろん、ワイン、チーズはオーストラリア産です。オーストラリアファン同士の交流の輪を拡げる場となれば幸いです。また、普段日豪交流に尽力されている同志の方々には、ご自身の活動をアピール出来る場としてご提供することも可能です。
 そして、最終的に、このセミナーの参加者が、将来、草の根パワーの一つとなって、日豪間の人的、及び文化的交流促進のため、多少なりとも貢献することになれば、とても素晴らしいことだと思います。それこそが、セミナー開催の最大の目的、ということになろうかと思います。

プログラム

プログラム
6月16日(土)
12:00~受付開始【講堂】
12:55~開会【講堂】
13:10~15:00基調講演
Richard Andrews(オーストラリア大使館政務担当公使)
関根政美(慶應義塾大学教授)
「この1年のオーストラリア」
【講堂】
15:00~15:30講師紹介、セミナー・ハウス利用の諸注意
分科会へ移動
【講堂】
15:30~17:30 分科会【各セミナールーム】
18:00~19:00 夕食 【食堂】
19:00~21:00
ワインパーティー【講堂】
6月17日(日)
8:00~ 9:00 朝食 【食堂】
9:00~ 私が起業した理由:ワイン輸入業の喜びと苦心【講堂】
12:00 閉会

分科会
1
インドネシアから見たオーストラリア~米海兵隊のダーウィン駐留を中心に
野沢康二(日本経済新聞前ジャカルタ支局長)
米海兵隊のダーウィン駐留の発表にインドネシア外務大臣が不快感を示した。日本では沖縄やアメリカのアジア政策といった視点で論じられるが、東南アジアから見れば複雑な対豪感情がある。この春、帰国したばかりの前ジャカルタ支局長が解説する。
2
米中の狭間を模索するオーストラリア
福嶋輝彦(防衛大学校教授)
アメリカと中国の選択を迫られているかに見えるオーストラリア。今、国内でどんな議論が展開されているのか?政府はどのような外交・安全保障政策で対応しようとしているのか?わかりやすく解説します。
3

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の可能性と意義
平井道子(読売新聞元シドニー支局長)
オーストラリアが働きかけてきたEPA(経済連携協定)交渉には消極的だった日本。野田首相がいまTPP交渉参加への可能性を探っているが、一体、TPPにはどんな意義があるのか?日本はどう行動すべきなのか?
4
LCC(格安航空)が変えるアジア太平洋の航空地図
大島愼子(筑波学院大学学長)
海外からのLCCは日本各地の空港に来ているが、今年はピーチ、ジェットスター・ジャパンなど、日本のLCCが生まれた。いまアジア太平洋の航空地図をLCCが塗り替えつつある。ルフトハンザ航空の元日本地区広報室長で世界の航空事情に詳しい大島氏がLCCが持つ可能性と意義について解説する。
5
豪ドル投資の魅力と注意点
荒井勝(大和証券オーストラリア元社長)
外国為替証拠金取引(FX)や外貨預金、投資信託など、個人投資家の間で豪ドルの人気が高い。オーストラリアは他国に比べ金利が相対的に高く、その豊富な資源への需要は今後も好調が見込まれる。豪ドル投資の魅力と注意点を勉強する。
6
『Ngapartji Ngapartji』~マラリンガと、フクシマ・ナガサキ・ヒロシマを結ぶアボリジニ演劇 
佐和田敬司(早稲田大学教授)
『ナパジ・ナパジ』は1950~60年代にマラリンガで行われた核実験によって被曝・離散したアボリジニの人々の物語です。多くの国際芸術祭で上演され、昨年12月には日本でも翻訳上演されました。放射能の恐ろしさと、それに負けない人々の強さなど、作品から私たちが何を学べるか議論します。

日豪合同セミナーについての問い合わせ
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twitterの日豪合同セミナー
mixiの日豪合同セミナーコミュニティ
日豪合同セミナー掲示板
開催場所
八王子セミナーハウス

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関連リンク
第33回日豪合同セミナー実行委員会が6月に開催

*考えRooはこの行事の開催について一切関係ないが、日豪関係向上のために上記の情報を掲載しています。
**引用文は開催者サイトより無断でとりました。

日豪関係の論文で50万円懸賞

 日豪経済委員会では、設立50周年を記念して、日豪関係をテーマにした懸賞論文の募集をしている。 
 日豪両国関係についての意識を深める機会として、広く学生・社会人の皆様の積極的な応募を呼びかけている。
 日豪経済委員会会長賞は、賞金50万円であり、副賞が日本・シドニー往復航空券+3泊宿泊代。また、審査委員長賞は、賞金20万円で副賞が日本・シドニー往復航空券+3泊宿泊代。
 日本語で1万字・英語4,000ワードまでの論文を募集中。締切は5月31日。
 詳細は日豪経済委員会50周年懸賞論文のお知らせまで。

第33回日豪合同セミナー実行委員会が6月に開催

第33回日豪合同セミナー実行委員会が6月16日(土)~17日(日)東京八王子市にて開催することになっている。
 開催者である日豪合同セミナーによると、次の趣旨で議論等が行う。
日米豪が太平洋の防衛ラインを強化すれば、中国はロシアと青島沖で軍事演習を実施。日本がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加を検討すれば、中国は日本、韓国とのFTA交渉を打ち出し、東アジア広域自由貿易構想にも前向きな姿勢を示す。
 外交、貿易、安全保障などでどこと組むか?21世紀の枠組みを巡って微妙な交渉が繰り広げられている。今年のセミナーは日豪関係をカギにして、揺れ動く国際関係を考えたい。
 第33回日豪合同セミナーについて詳しいことはウェブサイトまで。

The Multi-Function Polis: 日本の新型都市をオーストリアで建設計画

 それほど遠くない昔前、日本が「日本の新型都市」をオーストラリアで建設する計画があったのは知っていた?
 その都市はサンフランシスコのジャパン・タウンかロサンゼレスのリットル・トーキョーのような日本人や日本が大きく影響与える町の一部なところではなく、日豪政府が合同で運営する新しい都市を一から作ろうという大きな計画だった。また、その都市は当時の最先端技術を全面的に活用しようという予定だった。これはマルチ・ファンクション・ポリス(MFP)という都市だった。

A plan for the Multi-Function Polis, Japan's planned city in Australia.


  オーストラリア政府が1980年代の半ば頃日本政府にMFP計画を発案した。当時、白豪主義などでずーと避けようとしたアジアに対して近づこうと豹変したオーストラリア政府の考えだった。日本がプラザ合意直後円高が続き40年間に及ぶ経済成長が絶好調に進みさらに一層景気が発揮するところだった(その「発揮」がバブルだということは後になった分かったが当時は「ジャパニーズ・ミラクル」として見られたのは忘れちゃいけない。)
 日本が半導体などの世界的なリーダーであったので最先端技術及びその都市のブレーンなどを供給し、オーストラリアが場所を提供すると両国が合同で資金を出し、合同で運営する都市という計画だった。両国が計画に関する協議などが進み、候補地になるためオーストラリア各地で激しい競争を行い、最終的に南オーストラリアの首都であるアデレード市の郊外で作ろうとした。
 しかし、オーストラリア国内での反発が激しかった。当時まだ潜在する反日感情が沸き、表でも与党党首だったアンドルー・ピーコック氏や復員兵が構成するRSL会長のアルフ・ガーランド氏を先頭に「あの都市がアジア人の居留地しかならん」など、反MFP計画勢が計画の反対を示し、なかなか進めなかった。
 結局、時間が経つと共にオーストラリア政府の動きが鈍くなる。1980年代後半オーストラリアが深刻な不況に落ち、バブル絶好だった日本がその半日感情を考慮し強い後押しを控えた。最後に、反対の声が強すぎ、バブルが破壊し、計画が元通りで進めなくなって今では忘れられている日豪関係のエピソードのひとつである。
 ちなみに、連邦政府がMFP計画を断念したけど、1998年に南オーストラリア州政府が独自で同計画を部分的に使いMFPの候補地でMawson Lakesという新型地域を建設した。でも、もう日豪合同都市という夢が絶望となって、日本でもオーストラリアの連邦(国)政府のいずれも関係なかったけどね、、、

この話しをさらに読みたいなら考えRooが下記のサイトをお勧めします。
マルチ・ファンクション・ポリス(MFP)(English)
グローバリゼーション下の国際協力政策 ――MFPの事例――(日本語)