Aussie English

  • Beaut, And How It Became A Strine Superword

    何か素晴らしいことが起きたとき、 “Beaut!” と一言。 これだけで、「最高!」「いいね!」「すばらしい!」という気持ちが伝わります。”Beaut” は、Aussie英語らしい短縮形です。 Meaning 素晴らしい、最高、すごい、申し分ない、という意味です。人や物をほめるときにも使えます。 Example “You got us tickets? Beaut!” 「チケット取ってくれたの? 最高!」 日本語での解説 “Beaut” は beautiful を短くした言葉です。Australian slangでは “That’s beaut, mate!” や “You beaut!” のように使われます。Australian slang資料でも “great” や “fantastic” を表す言葉として紹介されています。 Australia-Japan Connection 日本語でも、「最高!」「すごい!」「いいね!」のように、短い言葉だけで強い喜びを伝えられます。”Beaut” も同じように、長い説明を必要としません。 Aussieは長い言葉を短くするのが得意です。Beautiful が beaut。それだけで会話が軽くなります。短い言葉なのに、気持ちはしっかり伝わる。これもAussie英語の魅力です。

  • Chook Is One Of The Great Strine Words

    庭の鶏を見て、”Look at those chooks!”と言うAussieがいます。「Chickenじゃないの?」もちろんChickenでも通じます。でもAussieの日常生活では、”chook” がとても自然な言葉です。 Meaning 鶏、ニワトリを意味します。生きた鶏にも、料理された鶏にも使われます。 Example “We’re having roast chook for dinner.” 「夕食はローストチキンだよ。」 日本語での解説 “Chook” はAussie英語を代表する単語のひとつ。Australian National Dictionary Centreによると、英国の方言 chuck や chucky に由来し、19世紀にAustralian Englishへ定着しました。さらに “chook raffle” という、鶏を景品にする昔ながらのくじ引きもあります。 Australia-Japan Connection 日本でも「ニワトリ」と「チキン」を場面によって使い分けます。Aussieでは “chook” が、その日常的な呼び方になっています。 “Chook” は短くて、親しみやすくて、いかにもAussie。こういう何気ない単語こそ、教科書では出会えないAussie英語の楽しさを教えてくれます。

  • Stroke Strictly Strains Strine

    パソコンのキーボードを見ると、「/」という記号があります。日本語では「スラッシュ」と呼ぶのが普通です。Aussieや英国系英語では、これを “stroke” と呼ぶことがあります。オーストラリアの教育資料でも、この記号を “stroke or slash” と表現しています。 Meaning “Stroke” は、この文脈では斜線、つまり slash や forward slash を意味します。 Example “Put a stroke between the two words.” 「2つの単語の間にスラッシュを入れて。」 日本語での解説 “Stroke” と聞いて「線を引く」という動詞を思い浮かべても不思議ではありません。実際、この記号には “stroke”, “slash”, “forward slash”, “oblique stroke” など複数の呼び方があります。Aussie英語で特に面白いのは、アメリカ英語で一般的な “slash” より “stroke” を使う場面があることです。 Australia-Japan Connection 日本の英語教育では “slash” を先に覚える人が多いでしょう。ところがAussieに行けば、別の名前を聞く可能性があります。英語には国によって記号の呼び方まで違うことがあるのです。 英語学習では単語を覚えることに集中しがちです。でも、記号の名前にも英語圏の違いがあります。細かい違いこそ、実際の会話で「おや?」と思う瞬間を作ってくれるのです。

  • Skiter Beats Bragger Any Day For Aussies

    「俺、昔は何百キロも自転車で毎週走ってたよ。」 「俺なんて一晩でそれくらい走った。」 話がどんどん大きくなっていく。そんな人をAussieは、 “He’s a skiter.”と言うことがあります。 Meaning “Skiter” は、自慢する人、ほら吹き、話を大げさにする人です。 Example “Don’t listen to Dave. He’s a terrible skiter.” 「Daveの話は真に受けないほうがいいよ。あいつはすごいほら吹きだから。」 日本語での解説 日本語なら「自慢屋」「ほら吹き」「話を盛る人」などが近いでしょう。”Skite” が「自慢する」という動詞で、”skiter” が「自慢する人」です。Australian slangの古い資料にも “Skite – To boast. Skiter – A boaster” と記録されています。 Australia-Japan Connection 日本語でも「話を盛る」という表現が普通に使われます。実際より少し大きく話す。それが何度も続くと、「あの人、話を盛るよね」となります。”Skiter” もまさにそんな人です。 少し話を盛るくらいなら、会話が楽しくなることもあります。でも、盛りすぎるとすぐにskiter。Aussie英語は、そんな人間らしいところまで言葉にしてしまいます。

  • Bung On About One Of Strines’s Most Versatile Terms

    朝、トースターのスイッチを入れます。何も起きません。もう一度やってみます。やっぱりダメ。Aussieなら、 “The bloody toaster’s gone bung.” と言うかもしれません。 “Bung” は、壊れている、故障しているという意味の、とてもAussieらしい言葉です。 Meaning 壊れた、故障した、使えなくなった、という意味です。また、人が「具合が悪いふりをする」という意味でも使われます。 Example “The old fridge has gone bung.” 「古い冷蔵庫が壊れちゃった。」 “Don’t bung it on. You’re not sick.” 「具合が悪いふりするなよ。病気じゃないだろ。」 日本語での解説 物にも人にも使えるのが面白いところです。”gone bung” なら「故障した」。”bung it on” のような使い方なら、「ふりをする」「芝居をする」という意味になります。”Bung” の「壊れた」という意味は、ブリスベン地域のYagara語に由来するとAustralian National Dictionary Centreが説明しています。 Australia-Japan Connection 日本語にも「壊れた」と「死んだ」の間にあるくだけた表現があります。Aussieの “bung” も、標準英語よりずっと生活感のある言葉です。 “Bung” は短い。簡単。しかも使い道が広い。こういう言葉を見ると、Aussie英語がなぜ面白いのかがよく分かります。 Related Links

  • Game as Ned Kelly And Why It Means Bravery

    Imagine someone suggesting a terrifying climb, a dangerous adventure or an apparently mad challenge. An Aussie might say: “You’d have to be game as Ned Kelly to do that.” That doesn’t mean the person resembles Ned Kelly in every respect. It means they’re exceptionally brave, daring or willing to take a risk. The expression comes from the legend surrounding Ned Kelly, Australia’s most famous bushranger. The Australian National Dictionary Centre defines the phrase as meaning fearless in the face of the odds, or foolhardy. Meaning “Game as Ned Kelly” means extremely brave, daring or foolhardy. Example “You’re going skydiving tomorrow? You’re game as Ned Kelly, mate.” 「明日スカイダイビングするの? ずいぶん度胸があるね。」 日本語での解説 日本語なら「度胸がある」「怖いもの知らず」「大胆だ」などが近いでしょう。 ただし、Ned…

  • Heaps, And Why Aussies Turn A Noun Into “So Much Of It”

    An Aussie tradie looks at a client’s renovation quote and says, “Nah mate, that’s heaps too dear.” No hills or piles of anything are involved. So, what is “heaps” actually doing in that sentence? オージーの職人がリフォームの見積もりを見て「Nah mate, that’s heaps too dear(いや、それめっちゃ高いよ)」と言う。山も丘も出てこない。では、この “heaps” は一体何をしているのだろう? Heaps in Strine means “a lot” or “many” as a noun (“heaps of tourists”), and, more distinctively, it’s used as an intensifier meaning “very” or “extremely” (“heaps good,” “thanks heaps”). It’s one of the most flexible words in everyday Strine, slotting in anywhere “really” or “a lot” would go in standard English. Heaps は名詞として「たくさん」「多数」を意味し(heaps of tourists=たくさんの観光客)、さらに独特なのは「とても」「めちゃくちゃ」という強調語としても使われる点だ(heaps good=めっちゃ良い、thanks heaps=ほんとにありがとう)。標準英語の “really” や “a lot” が入る場所ならほぼどこにでも使える、日常ストラインの中でも特に汎用性の高い単語である。 Example “We had heaps of…

  • 何でオージー版Spongerの吸収が悪い?

    Why Is A Strine Sponger Not A Good Pickup? どんな職場にも、どんなシェアハウスにも、必ずいる。誰かの分まで飲み食いして、 自分の分は絶対に払わない人。オーストラリア人はその人を”sponger”(スポンジャー) と呼ぶ。 Every workplace, every share house, every family gathering has one: the person who never quite pays their share, never quite pulls their weight, and always seems to be there right when the food comes out. Aussies have a word for them: sponger. Meaning A sponger is someone who lives off other people’s generosity–money, food, a couch to crash on –without ever giving anything back. The image is a kitchen sponge: soaking everything up, contributing nothing. spongerとは、お金でも食べ物でも寝床でも、他人の親切に頼って生きているのに、 何一つお返しをしない人のこと。台所のスポンジのように、すべてを吸い込むだけで 何も生み出さない、というイメージから来ている。 Example “Don’t invite Dave to the barbie. He’s a total sponger, never brings a snag or a coldie.” 「デイブをバーベキューに誘わないで。あいつは完全なスポンジャーで、 ソーセージ一本もビール一本も持ってこないんだから」…

  • Why Do Aussies Say “Derfred”?

    「Derfred!」って何? バカにしているの? Roo-dness Scale 🦘🦘 = Moderate–Informal / くだけた言い方くだけた言い方。友達同士で冗談として使われることが多い表現です。ただし、相手を「頭が悪い」とからかう言葉なので、使う相手は選びましょう。 友達が冷蔵庫を開けて言いました。「牛乳、どこ?」あなたは冷蔵庫の一番前を指差します。「そこだよ。」すると周りのみんなが笑いながら、”Derfred!”と言いました。 Aussieなら、この一言だけで意味が通じます。「そんなことも分からないの?」「当たり前じゃん!」そんな軽いツッコミなのです。 Word Derfred! Pronunciation /dɜː/fred Meaning 相手の発言や行動があまりにも当たり前だったり、少し間抜けだったりしたときに使う、からかいの一言です。日本語なら、「で?」「はいはい。」「当たり前でしょ。」「何言ってるの?」といったニュアンスに近いでしょう。 また、”der brain”と言えば、「おバカさん」「間抜け」という意味になります。 Example “I forgot to charge my phone, and now the battery’s dead.” “Der!” 「スマホを充電し忘れて、電池が切れちゃった。」 「そりゃそうでしょ!」 また、 Don’t be such a der brain. なら、 「そんな間抜けなことするなよ。」という意味になります。 日本語で言うと? 日本語なら、「当たり前じゃん。」「だから?」「何やってるの。」などが近い表現です。ただし、言い方によっては相手を見下しているように聞こえることがあります。親しい友達同士なら笑って済むこともありますが、初対面の相手には使わないほうが無難です。 Australia–Japan Connection Aussieは会話の中で、お互いを軽くからかう文化があります。”Der!” も、その一つです。深刻な悪口というより、「今のはちょっと抜けてたね。」と笑い合うための言葉。ただし、その場の雰囲気や相手との関係がとても大切です。外国人が使うと、思った以上に失礼に聞こえてしまうこともあります。 Aussie英語を勉強していると、「意味」よりも、「距離感」のほうが難しいと感じることがあります。”Der!” は、まさにそんな言葉です。仲の良い友達なら笑って終わる一言。でも、相手をよく知らないうちは使わない。そのほうが、お互い気持ちよく会話を楽しめます。Aussie英語では、「何を言うか」と同じくらい、「誰に言うか」が大切なのです。

  • Why Would An Aussies Call Someone A “Deadshit” If They’re Still Alive?

    「Deadshit」って、どれくらい失礼な言葉? Roo-dness Scale 🦘🦘🦘🦘 = Very Rude–Offensive / かなりキツイ言葉 かなり失礼。友達同士の冗談で使われることもありますが、相手との関係を間違えると本気の悪口になります。初対面や職場では使わないほうが安全です。友達同士でキャンプをしていました。一人がテントを逆さまに組み立てようとしています。それを見た友達が笑いながら、”You’re a deadshit!” 周りは大笑い。本人も笑っています。ところが、同じ言葉を見知らぬ相手に向かって言ったら……。きっとケンカになるでしょう。”deadshit” は、それくらい強い言葉なのです。 Word Deadshit Pronunciation /ˈdedʃɪt/ Meaning 「とんでもないバカ」「どうしようもないやつ」「救いようのない間抜け」という意味のAussie英語です。人の失敗や愚かな行動を強く非難するときに使われます。ただし、親しい友達同士では、「お前、何やってるんだよ!」くらいの軽い冗談として使われることもあります。 Example You forgot the tent poles, you deadshit! 「テントのポール忘れたのかよ、このおバカ!」 また、 Don’t be a deadshit. なら、 「そんなバカなことするなよ。」という意味になります。 日本語で言うと? 日本語なら、「バカ」「アホ」「間抜け」よりも少し強く、「この大バカ!」に近い響きがあります。ただし、日本語と同じように、親しい友達同士なら笑いながら言い合うこともあります。知らない人には絶対に使わないほうがいい表現です。 Australia–Japan Connection Aussieは、親しい友達同士では驚くほど遠慮なく悪態をつくことがあります。日本人が聞くとケンカに聞こえるような言葉でも、お互い笑っていることが珍しくありません。しかし、それは長年の信頼関係があってこそ。外国人が真似をすると、本気の悪口として受け取られる可能性があります。 Aussie英語には、辞書だけでは分からない「距離感」があります。”deadshit” は、その代表例です。仲の良い友達なら笑って済むこともあります。でも、相手をよく知らないうちは使わない。それがそれが一番安全です。言葉を覚えることも大切ですが、「いつ使わないか」を知ることは、それ以上に大切なのかもしれません。