マレットの“異常なほどの大復活”

マレットはここ数年で、 ほぼ文化的リハビリ(rehabilitation)と言っていいレベルの復活を遂げた。

かつてはこうだった。

ボーガンの髪型 → 恥ずかしいもの

その後こうなる。

レトロ髪型 → 皮肉のジョーク

さらにこうなる。

ヒップスター/オルタナ系ファッション → 皮肉系オシャレ

そして今は——

オーストラリアのアイデンティティ → ふつうに主流の髪型

この変遷、冷静に見るとすごい。

マレット大会が存在するという事実

マレットがただの髪型ではなく、 “育てる・評価する・祝う”対象になっていることを示すのが、 全国で開催されるマレット大会。人々は本気でマレットを整え、 審査員は本気で評価し、 観客は本気で歓声を上げる。これはもう、 髪型が文化競技になった瞬間。

そして何より“オーストラリアらしさ”が爆発している

人のマレットを競技として評価する。この発想そのものが、 オーストラリア的ユーモアと自己認識の結晶。

  • ちょっとダサいものを誇らしくする
  • 皮肉と本気を同時に成立させる
  • “普通の人”を祝福する
  • ボーガン文化を笑いながら肯定する

マレットは、 オーストラリア文化の逆説と遊び心を体現する象徴になった。

Cop A Gander At These Rippers Too...

  • Bogue Straya Launches On Kangaeroo.com

    G’day. We’re excited to introduce youse to a Bogue Straya. Bogue Straya is a new subsite dedicated to exploring Australia’s bogan culture with affection, curiosity and respect. Bogue Straya looks at the language, humour, music, fashion, values and identity that shape bogan life–not to mock, but to understand what this cultural phenomenon reveals about Australia and Australians. From its history and evolution to its influence on mainstream culture, and even its surprising connections with Japan, Bogue Straya offers a bilingual look at one of Australia’s most recognisable cultural identities. Take a look at the new subsite and enjoy the journey into bogan culture from both sides of the language divide….

  • The Dark Side Of The Bogan

    It would be a mistake to romanticise the phenomenon completely. “Bogan” can be profoundly classist. It can function as a respectable-sounding way of insulting: And stereotypes associated with bogan culture can also include: But these aren’t inherent characteristics of every person labelled bogan. That’s precisely why the term is so slippery. One academic analysis calls “bogan” a “sticky sign” because it can simultaneously attract contempt, affection, identification and disidentification.

  • いったい「ボーガン」って何者なのか?

    ここがちょっとややこしい。 まず、みんなが思い浮かべる“典型的ボーガン像”はこんな感じだ。マレットヘア+ネルシャツ(フランノ)+タンクトップ+黒ジーンズ/ショーツ+ブーツかビーチサンダル+タトゥー+ビール+ユート(軽トラ的なやつ)+爆音ミュージック。 このイメージがあまりにも強烈だから、 自分はボーガンじゃないと思ってる人でさえ、 「はいはい、あの感じね」と即理解できる。 でも、最近の研究では“本当の定義”はそこじゃないと言われている。ボーガン=低所得層 ……ではない。 お金持ちでもボーガンになれる。高学歴でもボーガンになれる。バリバリのプロフェッショナルでもボーガンになれる。大学卒で年収6桁の人が「CUB(Cashed-Up Bogan=金持ちボーガン)」と呼ばれることもあるくらい。このCUBの登場はかなり重要で、“貧しい=ボーガン”というイメージを完全にぶち壊した。 より正確な区別は、経済力よりも文化的なセンス(カルチャー・キャピタル)にあるらしい。つまり、ざっくり言うとこうだ。お金はあっても、センスがあるとは限らない。 そしてオーストラリアは、このギャップをネタにしてめちゃくちゃ楽しんでいる国でもある。

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    Why Do Aussies Call People “Pissants”?

    やばいリンガル: なぜオーストラリア人は「pissant」と呼ぶの? 「小さいヤツ」が必ずしも「弱いヤツ」とは限らない? オーストラリア人がスポーツを見ながら、 “He’s a real little pissant!” と言ったら、「小さなおしっこアリ?」と辞書を引いても意味が分からないでしょう。 でも、実は pissant はオージー英語らしい皮肉が詰まった言葉です。 相手を「取るに足らないヤツ」とバカにするときにも使いますが、「体は小さいのにものすごく気が強い人」という意味で、少し感心しながら使われることもあります。 つまり、言葉そのものより話し方が意味を決める表現なのです。 Word pissant 発音 /ˈpɪsænt/ Meaning 主な意味は、 「ちっぽけで嫌なヤツ」「くだらない人」 という悪口です。 しかし、 “He’s only little, but he’s a real pissant.” と言えば、 「小柄だけど負けん気が強い」 という少し肯定的な意味になることもあります。 地域によっては pissant around で 「くだらないことをして時間をムダにする」 という意味でも耳にします。 Example Don’t be such a little pissant. 「そんな小さい人間みたいなことをするなよ。」 日本人ならどう言う? 日本語なら などが近いですが、 「小さいけれど強気」 という少し複雑なニュアンスを一語で表す言葉はあまりありません。 そのあたりが Strine の面白さです。 Scale of Roo-dness 🦘 Scale of Roo-dness ⭐⭐⭐☆☆ (3/5) やや失礼な表現です。仲の良い相手でも使い方には注意しましょう。 Australia–Japan Connection オーストラリアでは、ラグビーやAFL、クリケットなどのスポーツ中継で、体格の小さい選手が大柄な相手に立ち向かう場面があります。 そんな選手を冗談交じりに “little pissant” と呼ぶことがあります。 もちろん、親しい仲だからこそ笑って済む表現であり、初対面ではおすすめできません。 オージー英語は、「悪口だから全部ダメ」という単純な世界ではありません。仲の良い友達同士なら笑いになる言葉も、相手を間違えればケンカの原因になります。だから Strine は単語だけでなく、「誰が、誰に、どんな場面で言ったか」を一緒に覚えると、本当の意味が見えてきます。 Related Terms

  • The Extraordinary Rise Of The Mullet

    The mullet has undergone something approaching a cultural rehabilitation. It was once: bogan haircut → embarrassment then: retro haircut → ironic joke then: hipster/alternative fashion → ironic fashion and now: Australian identity marker → mainstream hairstyle The existence of organised mullet competitions demonstrates that the hairstyle has become something people actively cultivate, judge and celebrate. And there is something wonderfully Australian about judging a person’s mullet competitively.