ボーガン以前のボーガン
ボーガンという現象は、突然ポンッと現れたわけじゃない。オーストラリアには昔から、 larrikin(いたずら好きの破天荒キャラ)、 ocker(ザ・オージーな粗野キャラ)、 そして各地に散らばる“ちょっとガサツなオーストラリア男性像”が存在していた。つまり、ボーガンはその長い系譜の最新バージョンみたいなもの。「ボーガン」という言葉が全国区になる前は、地域ごとに別の呼び名があった。
| 地域 | 以前の現象 |
|---|---|
| Sydney シドニー | Westie |
| Queensland クイーンズランド | Bevan |
| Canberra キャンベラ | Booner |
| Hobart ホバート | Chigga |
| Melbourne メルボルン | Bogan |
やがて“ボーガン”がこれらのローカルな呼び名を飲み込み、全国共通の言葉として定着した。ここがポイントで、 ボーガンは単なる階級ラベルじゃない。もっと言えば、 「オーストラリア的な“ある種のセンス”を語るための言葉」になった。ファッション、趣味、ライフスタイル、価値観—— そういう“文化的な味付け”を説明するための便利な言葉として進化したわけだ。


