How Did Wagyu Become An Aussie Success Story?

和牛はどのようにオーストラリアで成功を収めたのか?

Australia is now one of the world’s largest producers of wagyu beef, but few people know that its success began with a remarkable partnership between Japanese genetics and Aussie cattle producers. This is the story of how trust, science and shared ambition created one of the world’s great agricultural success stories.

現在、オーストラリアは世界有数の和牛生産国です。しかし、その成功が日本の和牛遺伝資源とオージーの畜産家たちとの協力から始まったことは、あまり知られていません。信頼と技術、そして共通の志が生み出した日豪農業協力の物語です。


A Japanese Treasure Finds a New Home

日本の宝が南半球へ

For centuries, wagyu cattle were raised almost exclusively in Japan. Their unique genetics produced the exceptional marbling that made Japanese beef famous throughout the world.

和牛は何世紀もの間、日本だけで大切に改良・飼育されてきました。その優れた遺伝資源は、美しい霜降り肉を生み出し、日本を代表する食文化の一つとなりました。

Until the late twentieth century, very few wagyu cattle or their genetics left Japan.

20世紀後半まで、生きた和牛やその遺伝資源が海外へ渡ることは、ほとんどありませんでした。

Everything changed when Aussie cattle producers recognised the extraordinary potential of Japanese breeding.


しかし、日本の和牛育種に大きな可能性を見いだしたオージーの畜産家たちによって、その歴史は大きく動き始めます。


Looking Beyond Traditional Beef

新しい牛肉づくりへの挑戦

Australia already had one of the world’s largest beef industries.

Its farmers were not trying to replace existing breeds. Instead, they wanted to produce premium beef that could compete in international luxury markets.

オーストラリアは、すでに世界有数の牛肉生産国でした。

畜産家たちの目的は既存品種を置き換えることではなく、高品質な牛肉という新しい市場を切り開くことでした。

Japanese wagyu offered something different. Exceptional marbling. Rich flavour. A reputation built over generations.

和牛は、それまでとは異なる価値を持っていました。きめ細かな霜降り。豊かな風味。そして、長い年月をかけて築かれた信頼です。


Building a Partnership

協力関係が始まる

Developing wagyu in Australia was never a matter of simply importing cattle.

Breeders, veterinarians, researchers and producers worked together to understand bloodlines, feeding programs and breeding techniques.

オーストラリアで和牛を育てることは、牛を輸入するだけでは実現できませんでした。

生産者、獣医師、研究者が協力し、血統や飼育方法、繁殖技術を一つひとつ学びながら改良を重ねました。

Japanese expertise and Aussie farming experience complemented each other.

The result was a partnership that benefited both countries.

日本の知識と、オージーの畜産技術。

両国の強みが組み合わさることで、互いに利益をもたらす協力関係が築かれていきました。


A Global Reputation

世界が認めるブランドへ

Today, Aussie wagyu is exported to restaurants and retailers around the world.

Many international consumers first experience wagyu through beef produced on Aussie farms.

現在、オーストラリア産和牛は世界各国へ輸出されています。

世界中の多くの人々が、最初に味わう和牛はオーストラリア産かもしれません。

Its success has strengthened Australia’s premium food industry while introducing more people to the qualities that made Japanese wagyu famous.

この成功は、オーストラリアの高級食材産業を発展させると同時に、日本の和牛文化の魅力を世界へ広めることにもつながりました。


More Than Beef

牛肉だけではない物語

The story of Aussie wagyu is not simply about agriculture. It is a story of trust. Of shared knowledge. Of two countries willing to learn from one another.

オーストラリア和牛の物語は、畜産だけの話ではありません。信頼。知識の共有。そして、お互いから学ぼうとする日豪両国の姿勢そのものです。

That spirit perfectly reflects the friendship celebrated during the 50th anniversary of the Australia–Japan Basic Treaty of Friendship and Cooperation.

その歩みは、日豪友情・友好基本基本条約締結50周年が祝う両国の友情そのものを映し出しています。


Did You Know?

Australia now has one of the world’s largest wagyu herds outside Japan, supplying premium beef to more than 40 countries.

豆知識

オーストラリアは、日本国外では世界最大級の和牛飼育国となり、40か国以上へ高品質な和牛を輸出しています。


Next Time…

Aussie wagyu began with Japanese genetics—but why were Aussie farmers prepared to invest so heavily in bloodlines developed thousands of kilometres away?

In Why Did Aussie Farmers Invest in Japanese Genetics?, we’ll explore the breeders, pioneers and remarkable decisions that transformed an ambitious idea into a thriving industry.


次回予告

オーストラリア和牛の成功は、日本の優れた遺伝資源から始まりました。

では、なぜオージーの畜産家たちは遠く離れた日本の血統に大きな投資を決断したのでしょうか。

次回では、その先駆者たちの挑戦をご紹介します。


Sources

Cop A Gander At These Rippers Too...

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    Australia’s ‘Voice’ So Close Yet So Far To Japan

    豪州の“ザ・ヴォイス”、日本ではあと一歩届かず John Farnham is probably the most successful solo male singer Australia has ever produced. Despite decades of Australia producing performers who achieved global superstardom, Farnham never quite joined their ranks. But he came tantalizingly close early in his career with a launchpad from Japan. ジョニー・ファーナムは、おそらくオーストラリアが生んだ最も成功した男性ソロ歌手だと言っていいでしょう。世界的スーパースターを何人も輩出してきたオーストラリアですが、ファーナムはなぜかその仲間入りには至りませんでした。でもキャリア初期、日本がそのきっかけになり得る大舞台を用意してくれていたのです。 Farnham has long been “The Voice” of Australian pop…

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    大ヒット中のTimTamって「豪菓なビスケット」と言っていい?

    今では、オーストラリアの味が日本でひそかなブームが起こっている。 Australia is, in a way, flavor of the month of sorts in Japan at the moment. Amazon.co.jp ウィジェット  それはチョコ・ビスケットTimTamのことだ。 That exalted status is thanks to the humble TimTam.  今、日本のどこのコンビニーでも売られているし、多くの駅売店でも販売されている。 TimTam biscuits are now sold in just about all of Japan’s ubiquitous convenience stores and most station kiosks in the capital and surrounding prefectures.  TimTamは、1963年からオーストラリアで製造し始まった。2つのビスケットの間にクリームが挟まれ、全体がチョコレートでカバーされる。発売されてすぐに人気となり、オーストラリアを象徴する味ともなった。…

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    ビッグ・アワビが豪メルボルン市の誇り

     オーストラリア南部の大都市メルボルンでは回転して夜になるとネオンで光る巨大アワビがある。当然、オーストラリアの「Big Things」の一つだ。  5メートルの高さがあるビッグ・アバロニ(アワビ)がメルボルン西部郊外ラベルトンにあり、設置した理由は同市が自称「世界アワビ都」だという。設置したのはオーストラリアのアワビ輸出協会であり、アワビ販売を促進したという。 View Larger Map

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    先住民視野を中心としたCommonwealth of Australia

    考えRooがオーストラリアについてプレゼンをしましたので、その内容が以下の通りとなりました。コメントなどをぜひ送ってください。 今のオーストラリアの概要 * オーストラリアはラテン語で「南大陸」という意味 * 本土に加えてタスマニア島を含め数多くの島々で構成、面積はおよそ770万㎢であり、日本の約25倍ある * GDPが世界19位、一人当たりのGDPは世界9位 * 人口が2500万人弱、日本の約5分の1 * 住民の80%以上がヨーロッパ系の白人であり、その他にアジア人が約12%、先住民などが約2% * ヨーロッパ人在住が1788年から始まり、イギリスの刑務植民地として開拓された * 当時、イギリス法はオーストラリアを「無人」扱いだったが、先住民がそこですでに数万年間住んでいた オーストラリア先住民 * 昔、「アボリジニ 」として呼ばれた * まだ使われているが、「土人」という意味なので「先住民」、「原住民」、「ファースト・ネーションズ」や特定部族名を使うことが主流 * 先住民の定義は、植民地化以前にトレス海峡諸島民を含めてオーストラリア大陸及び周辺諸島に移住した人の子孫 * 現在、援助対象の場合を除き「先住民」認可は基本的に自己申告 * 植民地化当時人口が約300万人とされているが、今の先住民人口は約65万人であり、全体のおよそ2.8% ドリーミング * 先住民の宗教にあたるのは「ドリーミング、夢の時」 * 個人のすべての過去と現在と未来がつながっていると信じる * 各個人のドリーミングが違い、独特なものである * 部族の象徴でも、習慣でもドリーミングになる * 全ての知識が先祖から集まると信じる * 死後、名前を使用することが禁じられている * 死後、再び土と一緒になると信じる  * 宗教同様、多くの神話が部族によって異なった * 共通神話が「虹蛇」 * 虹蛇が創造神話の中心となっている、世界を創ったとされている * 全てのものが土と一緒になるため聖地が多い * 有名な例がウルル(エアーズロック)。聖地であるため、最近、2019年から登山禁止されることが発表 コロボリー *…

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    ビッグ・ロブスターはビッグミスで3倍大きくなちゃった

    ビッグ・ロブスターは、南オーストラリア州のキングストンSEという小さな町にあり、本土南部の最も有名な「Big Things」のひとつと言えるだろう。  グラス繊維で作られているロブスターは高さ17メートル、長さ15.2メートルと幅13.7メートルで巨大であるが、元々のデザインが「メートル」じゃなくて「フィート」だったため最小に想定した大きさの約3倍となった。  作られた当時はレストラン、お土産と小さな映画館があったが、数年前のリフォームによりレストランとワイン・テースティングが行う。  キングストンにある理由はロブスターが同町の名物なのだ。 大きな地図で見る

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    There’s Something Fishy About豪州の魚介類Big Things!

     一昔前まで魚をはじめ魚介類は一般オーストラリア人の食生活にそれほど馴染めなかった。  が、今ではお寿司(質のことを別に置いておいて)が昼食必需品などで決してそれはもう言えない。  なので、オーストラリアの国のシンボルのひとつと言えるかもしれない「Big Things」に入っているのが不思議ではないだろう。  完璧な例がビクトリア州とニューサウスウェルズ州の州境界となっているマレー川(オーストラリア最長川でもある)に存在するマレー・コッド像が観光町スワン・ヒルにある。 (駅そばに設置している魚像がちっと違和感を感じさせるかもしれないが、、、)。 Giant Murray Cod in Australia ちなみに、同町も19世紀で外輪船で有名だった上に、20世紀初期にオーストラリア初の米栽培が日本人が周辺で栽培した。 そこからさらに東方へ行って海岸に向かうとスノイ山脈がある。 そこにはニューサウスウェルズ州の小さな町アダミナビがある。 同町の主な産業が観光だ。 しかし、ちょっと面白い過去がある。 1950年代を中心に水力発電スノイ川ダム計画の一部としてアダミナビをはじめ四つの町が町ごと動かされた。  オーストラリア唯一ノーベル文学書受賞者パットリック・ホワイト氏の初小説の舞台ともなった。  が、これは余談。同町に「Big Things」がある!観光名所の理由ひとつが魚釣りだ。 そして、同地域のマスが「ますます」美味しいという評判だ。 なので、それを称えるのがBig Troutだ。ちなみ、この巨大マスのモデルとなったのは冷凍食品だったそうだ。 1973年制作、高さ10メートル重さ3トンで見事な魚。  同州をさらに北部へ向かうともう一つのBig Troutもある。これがオベロンという町にあり、アダミナビ同様マス釣りが有名な町だ。  そして、さらに北は飛んでいくとオーストラリア最北部にあるファーノースクィーンズランドがある。 同地域の最も大きな都市ケアンズにBig Marlinがある。 グレート・バリア・リーフやデイントリー地域などで有名なケアンズはカジキ類の聖地とも言えるので、そこで世界最大級なカジキが釣られた。 そのことを象徴として同市がBig Marlinという高さ約8メートルのカジキ像を建てた。   今までも考えRooの「Big Things」連載で他の魚や魚介類関係のオブジェを紹介した。 それはThe Big PrawnかファーノースクィーンズランドのBig Barramundi、南オーストラリアのBig LobsterとBig Oysterやビクトリア州のBig Yabby、Big AbaloneとBig Dead Fish。  こんなに魚や魚介類がオーストラリア人の日常・非日常生活の中に溶け込んでれば海事大国といっても過言ではない。