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日本マクドナルドのAussie Deliバーガーが豪Maccasらしくない!

The Aussie Deli, on sale in Japanese McDonald’s restaurants from late-August, 2012

 現在日本マクドナルドが全国で「世界の★★★マック」キャンペーンを実施中で8月下旬からオーストラリア風のAussie Deliバーガーを発売することになっているが、そのオージー・デリがオージーらしくない上にオーストラリアのマクドナルドで販売されたことがない。
 「Deli」バーガー類が2004年から2010年の間マクドナルド・オーストラリアのメニュにあったが、今回販売されるAussie Deliとそっくりな物はなかった。現在のメニュでも、マクドナルド・オーストラリアでは似ているものがない。あると言えば、ブレークファーストメニュのボストン及びニューヨーク風ベーグルしかない。

McDonald’s Japan’s Aussie Deli

 日本マクドナルドの「世界の★★★マック」キャンペーンでは、Aussie Deliがこのように説明されている『「オージーデリ」は、ふっくらとしたスチームバンズに、オージービーフを使用したパストラミビーフをたっぷりとサンドしました。イエローマスタードソースと香味野菜のソースがビーフの旨みを最大限に引き出した、オーストラリア生まれのおいしさです。』
 「オーストラリア生まれのおいしさ」というが、豪生れのはオージービーフとAussie Deliというネーミング以外、中身が少しでもオーストラリアらしくない。Aussie Deliの中心素材であるパストラミビーフはもともとヨーロッパなどで食べられて北米で人気になったが、オーストラリアで決して広く食べられていると言いえない。オーストラリアでは絶対にサンドイッチやバーガーの主流材料ではない。

The McOz Burger, a Maccas sandwich with typically Aussie flavors like pineapple, beetroot and sauce.

 なので、名前がAussie Deliとは言え、オージーの中身が使われているビーフにしか過ぎない。
 だが、Aussie Deliが全くオージーらしくないことを別にしておいて、今昔オージーらしいバーガーがオーストラリア・マクドナルドが実際に販売している。
 それがかつて販売したMcOzというハンバーガーだった。
 そのハンバーガーの中身にはオーストラリアらしいハンバーガーに欠かせない素材であるパイナップルかビーツやタマゴにBBQソースがあった。
 典型的なオージー・バーガー風味だ。

 このバーガーの復活版と言って良いほど似ているものが今、ロンドンオリンピックに伴っているキャンペーンメニュに含めている。そのキャンペーンメニュの目玉がSydney Stackというハンバーガーがあり、McOzと同じようにオージーバーガーっぽい上記の素材は全部入っている。これらのバーガーこそが本格的なオージーマック味だ。
 マクドナルドが本格的なオージー食を日本に提供しようとしていないかもしれないが、それにも関わらずオージー英語に興味ある方にとって面白いことかもしれないのがストライン(オージー英語)を取り入れている例が見える。それはブレークファーストメニュのAussie Brekkie Wrapだ。

 実は、マクドナルドがオージー英語だけでなく、英語全体に影響を与えている。もともとマクドナルド社がカフェがマックカフェなどと呼ばれているように自社ブランドの商品名などに「マック」をつけることがあった。そこから「マックワード」が出来た。一つの例として、大手の建築会社がハンバーガーのように量産された大型の分譲住宅がマックマンションと呼ばれている。

McDonald’s Japan’s Aussie Deli with Cheese

 また、低賃金、待遇劣悪、マニュアルに沿うだけの単調で将来性のない仕事がマックジョブと呼ばれてる。
 言語に与えた影響がマクドナルド名にまで影響が及んだ。オーストラリア英語ではマクドナルドが一般にMaccasと呼ばれている。マクドかマックで日本語で場所によってマクドナルドの呼び名とが違うということは英語圏をはじめ世界中で見られる面白い現象だ。
 下記の表では、世界ヵ国のマクドナルドの呼び名を掲載している

世界各国・言語のマックドナルドニックネーム

マックドナルドのニックネーム備考
米国、他英語圏Golden Arches金のアーチという意味(ロゴの黄色なM字が二つのアーチに見えることが由来)
北米Mickey Dees
北米McDicks
オーストラリア、ニュージーランドMaccas
英国Mackey-D's
英国Placcy-D'sPlaccyはプラスチックが由来。プラスチックような味という意味を込める。
フランスMcDo
カナダ(フランス語圏)MacDoh
ドイツMekkes
ドイツMekki
ドイツDer Schotte「スコットランド人」という意味。「Mc」がよくスコットランド人の名前に使われていることが由来。
ドイツMcDoof「マック馬鹿」という意味。
メキシコMcDonaldos
メキシコ(スラング)McDonas
日本マック
マクド
香港(スラング)Mak Kee
ニュージーランドMcDee's
スコットランドMcD's
スウェーデンDonken,
ハンガリーMeki
ローマニアMec
カンボジアMac Doh No
フィリピンMcDo
チリPat Panepinto Mart
カナダ(英語圏)Rotten Ronnie Oddo's
カナダ(英語圏)Ronchin Ronnies

豪キャブラリー:Dead Horse

え~?Dead horseは、国民的な言葉と言えるほどオージー英語でよく使う表現だけど「死んだ馬」と言う意味なので決していい感じではないよね。おまけ、醤油が日本料理に欠かせない存在と同じように多くの伝統的な豪料理にはdead horseが絶対だ。でも、ゴッドファーザーのベッド・シーンなどを思い浮かばさせるためイメージが悪いかもしれないが、実際にdead horseはたんなるsauce (厳密に言えばtomato sauce)の音韻俗語だけなのだ。

英・米語日本語
Dead horseTomato sauce, ketchupトマトソース、ケチャップ。直訳すると「死馬」という意味が、「ホース<馬>」と「ソース」で音韻俗語だ。