約7年目の2011年に、カデル・エヴァンス氏が世界で最も有名な自転車レースであるツール・ド・フランスで初めてオーストラリア人として総合優勝者となったことを機にオーストラリアでMAMIL族が大幅に増えた。
MAMILはMiddle Aged Men in Lycraの頭字語であり、全身にスパンデックスを着る中年おっさんという意味だ。
今、オーストラリアをはじめ世界中に慢性している。
エヴァンス氏が優勝した時は34歳で、第二次世界大戦後の最長年齢優勝者であり、準おっさんとも言えるかもしれないので、多くのオーストラリア人おっさんも自分が自転車なら行けるんじゃないかと思ってMAMILブーム現象の一助となったじゃないかな?
MAMILの特徴がメタボ体系でむちむちに高級レースチームのユニフォームを着て、超高い自転車を持つがゆっくりと走る。
中年の危機の一種の現れなどで小ばかにされることが多いが、心理学者などが多くの中年男性がMAMILになったことによって運動ができ、他人と社会的に接するので極めて肯定的な現象として見ている。
そこで、オーストラリア人の映画監督が世界中のMAMILについてドキュメンタリ映画を製作し、今米国で絶賛上映中。その中に登場するMAMIL一人がうつ病の真っ暗中でのサイクリングが人とつながせて、運動でエンドルフィンを分泌したので間違いなく自分の命を救ったという。
MAMILの他、英語圏のサイクリング・スラングや専門用語が豊富であり、面白いかもしれない。奥が深い世界。言われてみれば、日本語のサイクリング・スラングもたくさんあり、日本の自転車関連世界も興味深いと言える。それがまた今度にしよう。
とりあえず、冬の終わりが見え始まって、春が来るとMAMILが続々と近所に表れてくるだろう。見苦しいところではあるが、肉体的にも精神的にも健康的であることを考えて寛容的に見てみよう。
MAMIL – Official Trailer from Demand Film on Vimeo.