オーストラリア風のクリスマス・ソングの中では「Six White Boomers」が伝説的な存在となっているかもしれない。 理由が多数ある。 まずは、1960年にリリースされたので恐らく初めて広く知られたオーストラリア風のクリスマス・ソング。 そして、歌ったのはロルフ・ハリス氏という多彩なパフォーマーだった。今でも82歳にもなっている同氏がイギリスでは「典型的なオージー」を思い浮かばせるだろう。 同氏がオーストラリア・イギリスを始め、広く・深く・長く愛されている。歌だけでなく、絵も上等、話術も最高だし、漫画もすぐる手入るし、少年時代では水泳チャンピオンだったハリス氏。 この曲はサンタがオーストラリアにやってきた時にはトナカイの代わりにカンガルーの力でゾリを動かしたという話だ。 曲にでるブーマーは「熟成している雄カンガルー」という意味だ。 SIX WHITE BOOMERS Early on one Christmas Day, a Joey Kanga-roo, Was far from home and lost in a great big zoo. Mummy, where’s my mummy? They’ve taken her a-way. We’ll help you find your mummy, son. Hop up on the sleigh. Up beside the bag of toys little Joey hopped, But they hadn’t gone far when Santa stopped. Unharnessed all the reindeer and Joey wondered why, Then he heard a far off booming in the sky. Six white boomers, snow white boomers, Racing Santa Claus through the blazing sun. Six…