毎年、約300万頭のカンガルーがオーストラリアにおいて殺処分されているが、それは誤った見解の元に許可されているというシンクタンクの報告書の主張をシドニー・モーニング・ヘラルドが報道している。
カンガルーは羊や牛などの食用家畜の競争相手となると見なされた上、それらの家畜よりも温室効果ガスの排出量が比較的少なく、環境に対しての負担が少ない肉食源として注目されたが、それらの根拠はいずれも間違っていると、シドニー技術大学のシンクタンク(ThinKK)がいう。
ThinkKKは、数ヶ月かけた調査の下、カンガルーが食用家畜の競争相手でありえるという根拠がなく、殺処分の残酷さも相まって、肉食用家畜の代用として飼育されるのは数も少なく現実的な提案ではないと報告している。
(ThinKKは、調査結果についての報告会を11月30日シドニーにて行う予定)
参考分
Rethinking the Cull (English)
Thinkkの調査報告会(11月30日)の詳細(英文)