Tag: beer

砂漠のド真中にあるビール大好きなクジラ

The Big Whale, Eucla, WA

 西オーストラリア州最も東方町であるユークラは、人口86人しかいないにも関わらず結構面白い過去を誇る町でありながら、かなりユニークな「Big Things」の所在地でもある。
 ユークラは、ナラボー平野にあり、砂漠のド真ん中にある。しかし、同町の「Big Things」が長さ10メートル、高さ3メートルのクジラであるユークラ・ホエールだ。皮肉的にBig Whaleが実際称えるものより小さいのが事実だ。厳密に言えばBig WhaleがSmall Whaleと言うべきかもしれない。
しかし、砂漠とは言え、海岸添えの町なので、それほど不思議ではない。そして、同町でホエール・ウォッチングが優れているため、少人数しか済んでいないド田舎町でも、場外れでもないかもしれない。しかし、ホエールは、ビール看板の下に置かれている、近くに水が無くてもボートがあり、そもそも意味不明な「Big Things」の上に不思議さをさらに増加するんだ。
 ユークラと言えば、電報拠点として19世紀半ば頃に設立して、一時期人口数百人程度まで成長した。しかし、1921年にウサギによって町が破壊されて、以降現在と同じぐらいの人口・大きさのままだ。「ウサギに破壊された」ってちょっと信じられない話しだろうが、本当だった。当時、ウサギが大発生した。ユークラは、元々砂丘に置かれたが周りの植物が大量に増加されたウサギに食べられて、ビルなどの基礎をはじめ、町全体の基盤が崩れた。大発生を解決した後町全体を数百メートル動かして、新たに町を作った。
 また、1971年に同町が「ナラボー・ニンフ」と言う話しで一世風靡をし、世界的に有名となったことがあった。しかし、「ナラボー・ニンフ」の話しを別の機会にしよう。


大きな地図で見る

ビール・グラス名称だけで嫌になちゃうオージー英語

Australian Beer Glass Sizes

オーストラリアではビールがよく飲まれているし、ある人にとって「ビール飲みオーストラリア人」が国民的な象徴まで言っても過言ではない。
 なので、ビールを頼むのは簡単だと思うだろう?A glass of beer, pleaseやTwo glasses of beerなどのように言えば良いと思っても当然だと思う。しかし、ちょっと甘い。(頼むときに、オージー英語ではpleaseとthanksがほぼ自由に入れ替わりが出来ることを別において置いて、、、)そのように頼めば確かにビールは出るが場所によってそのビールのサイズが大きく異なる可能性が高い。
 なぜかというと、オーストラリアの州によってビールを入れるグラスの名称が違う。時には、その違いが大きい場合もある。「Glass」という名称も使わないところもある。
「熱くなって一杯飲みたいな」と思ったら、ビール・グラス名称を覚えるのは面倒だろうので、下記のテーブルが各州のビール・グラスの大きさと名称を示している。参考になればripper, mate!

Beer Glasses

Glass Size (ml)
グラスのサイズ(ml)
SydneyMelbourneBrisbanePerthAdelaideHobartDarwin
115Butcher
ブチャー
Small Beer
スモール・ビール
Shetland
シェットランド
140Pony
ポニー
Pony
ポニー
Pony
ポニー
Pony
ポニー
Pony
ポニー
Pony
ポニー
170Small Glass
スモール・グラス
Six
シックス
Bobbie
ボビー
200Seven
セブン
Glass
グラス
Seven
セブン
Seven
セブン
Seven
セブン
Glass
グラス
225Eight
エイト
255Schooner
スクーナー
285Middy
ミッディ
Pot
ポット
Pot
ポット
Schooner
スクーナー
Ten
テン
Middy
ミッディ
350Schmiddy
シュミディ
425Schooner
スクーナー
Schooner
スクーナー
Pint
パイント
Fifteen
フィフティーン
Schooner
スクーナー
Australian beer glass sizes and names by state capitals.

豪キャブラリー: Slab

日本語でも「スラブ」という言葉をよく使うだが、コンクリートなどの四角い塊しか思い浮かばないだろう。英語でも全く同じ意味でslabも使うがslabも同様な形が由来の独特なオージー英語のslabもある。それがビールのslabなのだ。一ケースを示し、写真を見ればだいたい納得するだろう。

A slab of VB


英・米語日本語
SlabA case of beer, 24 cans of beerビールの一ケース

豪キャブラリー: Stubby

A VB stubby

   オーストラリアではビールは瓶から直接飲むのが主流。日本と同じ750ml瓶も販売されているが圧倒的に人気のある瓶はstubbyとして売られている。Stubby
は750ml瓶のハーフサイズ375ml瓶を表している。

豪キャブラリー: Tinny

 ビールのテーマを続けて、飲む時はtinnyからしかないよな。缶ビールのことだ。由来は、イギリス英語と同じようにオージー英語では缶詰はtinnedと言うのだ。ちなみに、米語はcannedと言う。

英・米語日本語
TinnyCan of beet缶ビール

豪キャブラリー: Esky

 Eskyは、かつてオーストラリアでのスポーツ観戦の欠かせない存在だったが1980年代前半から飲食持参が禁じられるようになってオージーボールやクリケットの試合を見に行く時のesky持ち込み人の姿が見られなくなった。しかし、そもそもeskyって何?オージー英語ではクーラーボックスのことだ。

英・米語日本語
EskyIce coolerクーラーボックス

豪キャブラリー: XXXX

 多くのオーストラリア人にとってクイーンズランド州と言えばXXXXだ。しかし、XXXXってなに?昔、オーストラリアでは州によって主に飲まれるビールが違った。ニューサウスウェールズ州がToohey’s、ビクトリア州がFoster’sやVB、南オーストラリア州がWest End、西オーストラリア州がSwan、タスマニアがCascade、そしてクイーンズランド州がXXXXだった。現在では、いずれも全国で飲まれるようになったがその昔の印象は、まだ根強く残っている。ちなみに、ビールのブランドに対しての忠誠心が庶民の中ではかなりあると言われている。XXXX以外の銘柄を飲む人の中ではそのビールをからかうことが珍しくない。たとえば、「映画界では最も卑猥なアダルト映画がXXXと位置づけられるが、さらにすごいのはXXXXだけだ」のようなジョークを言う。

英・米語日本語
XXXXBrand of beer, especially popular in Queenslandオーストラリアでは、よく飲まれているビールが州によって異なる。XXXXは、クイーンズランドを象徴するビールのブランドだ。ちなみに、同州の人々は「イモ」や「かっぺ」扱いされることが多くXXXXの由来は「beer」のスペルが分からないからだとよくからかわれる。もちろん、事実根拠がない。


日本語のセリフは続けて読んでください。