なんだかんだ言っても多くのオーストラリア人がやけにdaggy、要するにダサいもの、を非常に高くすると言っていいと思う。その現れの一つがオーストラリアの「Big Things」であるかもしれない。全国各州に渡ってほとんどの場合全く意味がないがデカイ、キッチュな彫刻などが所々で作られている。
その「Big Things」の始まりがクィーンズランド州ナンボー町にあるビッグ・パイナップルである。
ビッグ・パイナップルは1971年に観光を推進するためにナンボー町のある牧場に立てられた。クィーンズランドが熱帯地であり、パイナップルをはじめ熱帯地果物業が盛んだ。開設当時、高さ16メートルのパイナップル彫刻しかなかったが行こう、乗り物かレストランやお土産やなどを建設して、同州の人気観光スポットの一つとなった。
しかし、2000年代に入ったら経営が悪化し、2009年に倒産した。が、新しい経営者が現れ、リフォームし昨年再び営業開始となった。
オーストラリア国内だけでは「Big Things」が約150件あると言われ、ビッグ・パイナップルがその中で初期頃に建てられ、その後のキッチュ大国に大きく貢献した。
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Big Pineapple Official Website
The Big Pineapple (Wkipedia)